第百八段 事件です

一晩たったから、少し落ち着きました。







泥棒がラボに入りました。
だ〜れもかち合うことがなかったことだけが幸いです。
でも精神的には・・・私結構やられました。

日曜日の夜10時、最後の人がラボを出ました。
翌月曜日の朝6時、教授が出勤しました。

9時私が出勤しました。
スタッフと話しながら、ふと思った私。

なんで金庫に入っていたはずのこのスタンプが机の上に出ているんだろう。

なんで机の引き出しがちゃんと閉まっていないんだろう。

そう思って引き出しを明けた私。
きちんと鎮座ましましている金庫に安心したのもつかの間。




お札と100円玉が全部とられていました(泣)。

朝のご挨拶もそこそこに、教授に「盗難に遭いました。教授は大丈夫ですか」とお伺いを立てるも、「何も盗られてないよ」と間の抜けたお返事。
私の方はウン十万単位で盗られております。みんなでためたお茶代。新しいコーヒーメーカーを買おうか、新しい湯沸かしポットを買おうかと考えていたお金です。

え、教授は何も盗られてないんですかぁ〜〜〜。

失礼ながらそう思ってしまいました。
(後にビール券と大量の100円玉がなくなっていることに気づきます)

総務経由で警察を呼び、現場検証。

「今日は科研費の学内一次提出日なのに!!」

私は仕事をする気になりません。
教授は警察の相手で仕事になりません。
他の方々は、せっせとパソコンを打ちつつ、お話ししています。

鑑識作業大好きな私は、目の前で机にアルミニウムの粉を振りかけて指紋を採るのを見ています。
ラボにいた人のほとんどは指紋の提出を義務づけられました。

一番おもしろがったのは、インドネシアから来た研修生の方。
木曜日に帰国する寸前のこの事件を、最後にはおもしろがってくれたのが幸いです。だって日曜日最後に帰ったのはこの方なんですから。

指紋採取されているのを記念撮影したり。
警察の三点セット(警棒、手錠、拳銃)を確認したり。
なかなか最終的にはおもしろい事件になりました。

金庫に鍵をかけていなかった(それを入れてあった机は施錠)私は、かなり落ち込み、責任を感じましたが、本日隠してあった(つもりの)合い鍵でラボに入られただろうことがわかり、

私だけの責任じゃないもん!!

と思えるくらいに回復しました。

何にせよ、職場にお金は置いておかないことです。
(じゃあ、どこにおけばいいの?)

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百七段 「交渉人 真下正義」

やっぱり見てしまいましたね。「交渉人 真下正義」

こういう映画大好きです。
映画館で見ることもできたので2度目なんですが、最後の最後までしっかり忘れていました。
今見終わって、来週再来週と「踊るレジェンド」が続くのが楽しみです。

放送が終わってちょっと不満だった点。
やっぱり犯人をしっかり特定して欲しかったですね。
最近の事件でも、犯人と思われる人が自殺してしまったりして事件の真相が曖昧になってしまったものもあります。もちろんこれは映画ですけれど、それでもなんだか消化不良になりそうです。

「踊る本編」も「踊る本編映画」もそれほど好きではありませんが、この映画はDVDを買いたいと思うほど好きです。交渉することを「ネゴする」なんて和製英語ができるくらいです、この映画はヒットしたと思います。

私自身はネゴは苦手です。
ネゴしている途中で逆上すると思います。

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第百六段 お誕生日

いえ、私事なんですが。
(私事ばかり書いていますが)

昨日、お誕生日でした。

でも大学を卒業して十何年もすると、誕生日というのはうれしいと同時に何となく嫌なものになります。
昔だったら「今日さ、誕生日なんだあ〜」と祝辞はもちろん、プレゼント、あわよくばタダ飯を期待したものですが、今はさすがに何も言いません。
だって「おめでとう」の次には「いくつになったの?」が来るのが容易に予想されますから。それは言わないで・・・。

ですから特にお祝いもせず、週末だけと決めているお酒を買ってきて、夜一人で祝杯をあげました。
甘いものはそれほど好きではないので、ケーキも買いませんでした。


そうしたらですね。
今朝同僚から「昨日お誕生日だったんですね、おめでとうございます」と言ってもらい。
お客様のおみやげにケーキをいただき。
1日遅れのお誕生日を過ごした気分です。

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第百五段 QED 御霊御門

読了しました。今朝4時。
「QED 御霊御門」(高田祟史著)

元々大好きな作家です。
手にはいると同時に読み始めて、そのまま終わりまで。
おかげで今日は寝不足でした。
不眠症の私は昼間の眠気を感じないのですが、さすがに今日は眠くなりました。

本を読みながら、疑問を感じると同時にネットで調べられるこの時代はすごいですね。
たとえば・・・。

烏丸神社の鳥居が独特なもの、と知ってどんなものかと思えば。
ネットで調べられます。

國王神社の両部鳥居ってどんなもの、と思えば。
ネットで調べられます。

なんて便利な時代でしょう。
と思うと同時に、本を読む楽しみが増えました。

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第百四段 皇帝の夢

趣味でいいのかなとも思うのですが(笑)。

私はよく夢を見ます。
今朝の夢はなかなか壮大でした。


中国(たぶん)の皇帝になる夢です。
しかも大人になってから、いきなり皇帝の座が転がり込んできたのです。
ライバルがいなかったわけではないようです。「17号も18号も空いているから」と抹殺する計画を立てているようです。
(廃坑か焼却炉と思われます)


そこで目覚まし時計が鳴ってしまったので、終わり。
美味しい食べ物も、すてきな洋服も出てきませんでした。
しかも私は・・・男らしい??

なんでこんな夢を見たのと思いますか?
簡単です。最近の読んでいる本のせいです。
最近の流れは・・中国です。
「チャングムの誓い」の宦官つながりで「蒼穹の昴」へ。
(浅田次郎つながりで「壬生義士伝」も)
そして「珍妃の井戸」、「ドラゴン・レディ」(西太后の本)。
単純ですよね。

光緒帝が幽閉された瀛台(えいだい・紫禁城西の南海に浮かぶ島)がどこか知りたくて、ネットで検索しましたがわかりません。北京の地図を見てもわかりません(観光地図ですから)。
Google Earthで探しました。見つけた私えらい。

Google Earth
最近職場の人に教えてもらったのですが、おもしろいですね。
少し見ていると酔ってしまうのが情けないです。

このあとは、高松宮喜久子さまの「菊と葵のものがたり」かな。
少し前にブームだった徳川慶喜子孫の読み残し。

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第百三段 「邪魅の雫」

買ってしまいました。
「邪魅の雫」(京極夏彦著)

ネットで見てましたらね、もう欲しくてたまらなくなりまして、本屋さんに走っていきました。車で。
基本的に新刊はネットで取り寄せ、既刊は図書館にて借り出しと決めているんです。そうしないと際限なく本が増えていきますから。
でも京極さんの本は初めの方は図書館で借りていたんですが、あの厚いのを2冊借りたとき期限の2週間が守れなくて、催促の電話がかかってきていまいました(笑)。
「次の予約の方がお待ちですので〜〜〜」

先日実家に帰ったときは狂喜乱舞。
しまってあった本が全部出ていたんです。
一読のみの本もたくさん。何度も読んだ本もたくさん。

その中でなぜかバローズの「火星シリーズ」を選んで一日中読んでいました。
「火星のプリンセス」だけないのはなぜ?  一番好きなのに。
オークションで買おうか悩んでおります。
「エリア88」もなぜか今欲しくてたまらないのです。
お金も本箱もいくらあっても足りません。
やっぱり書店の息子にプロポーズされたとき受けておけばよかった・・・。

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第百二段 京都旅行 第3日目

現在すごい雨が降っています。
天気のせいか、急に秋らしくなってきたせいか、少し気持ちが沈みます。
こうして自分のだらしなさを責任転嫁しているって責められたことありますけれどね。

京都旅行三日目。
もう予定はくずれまくっていますが、臨機応変に行きましょう。

ホテルをチェックアウトするときに、売店に。
前夜ふらりと覗いたときに、びっくりすることがあったんです。
5年ほど前京都に旅行に来たときに、清水坂で気に入って買ったウサギの絵柄のお茶碗がありました。それとそろいのマグカップ(湯飲みではなく取っ手がついているので)を見つけたのです。
それをもう一度見に行った私に、母が「旅行につれてきてくれたから」と買ってくれました。どうもありがとう。

京都駅のコインロッカーに荷物を預けて、新幹線の時間が来るまで少しだけ観光を続けます。

南禅寺
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よく2時間ドラマで、犯人が「よく私のことがわかったわね」みたいな感じで出てくるところ。
ただこの水路閣が観たくて行きました(笑)。
方丈庭園は名園なのですが、この水路閣を観たとたん「さ、次行こう」。
すっかり忘れていました。

南禅寺から蹴上まで歩くと、インクラインが。
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観られると思っていなかったのでうれしくなりました。
通り道にあると認識していなかったのです。
母も「こんな所に線路が」と驚いていました。

あとは八坂神社に寄っておわりです。
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景色ばかり撮ってきたので、ここでは観光客の方にお願いして、母と一緒の写真を撮ってもらいました。いつか想い出になるでしょう。

寺田屋も床料理も予定からはずれてしまいました。
二日目の夜には大げんかもしました。
足の裏にまめができました。
疲れた旅行でした。

自宅に帰ってから浅田次郎の「壬生義士伝」を読んだのですが、八木家や京都の町並みが鮮やかに甦ってきました。京都の町はわかりにくいと思っていたのですが、自分で調べた道を歩いてみることで一体化することができました。

壬生屯所 新撰組が 躍り出る
(母作)

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第百一段 京都旅行 第2日目

京都旅行二日目です。
台風が九州に近づいてきています。
台風と一緒に鬱もやってきました。
朝食を済ませたあと、外出するまで少し時間がかかりました。
せっかく決めた日程表ですが、空と私の心のお天気のため変更を余儀なくされることになりました。

西本願寺
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広い畳の本堂でした。
日曜日のためか朝の説法を行うようで、とても厳粛な雰囲気。
とても長い時間座っていたような、それとも数分間だったのか。
外から観るだけでなく、中に入ってお坊さんたちと時間を共有できたこの寺が好きです。

前川邸Dscn0293



現在お住まい中とのことで見学はできませんでしたが、中に売店があり見取り図を購入することができました。

八木邸
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この長屋門がとても立派。

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式台の玄関。私たちはここから部屋にあがりましたが、普通は横にある勝手口(?)から出入りします。

とても天井の低い家で、よくこんな家で刀が振り回せたものだと思いました。しかしもう争い事のない時代だから、刀を振り回す必要がないように、天井の低い家を造らせたそうです。

私がまさに座っていたその場所に、約100年前芹沢鴨が寝ていて、そして暗殺。
私たちの服装だけが現代風で、家も庭も昔のまま。
私たちが生まれたときは戦争も終わっていて、内乱もなく、平和憲法を遵守している国で本当によかったと、そしてここで戦っていった人たちはその平和の礎を作ってくれたのかもしれないと思いました。

離れのあった場所には今はおみやげ屋さんのお茶室があり、抹茶をいただきながら、ゆっくり昔から今へと戻って参りました。


雨が降る前に、雨では行けないところに行きます。
嵐山・渡月橋
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この橋より上流は、保津川。
この橋より下流は、桂川。

天龍寺
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歩き疲れたせいもあり、緑豊かな庭園を眺めながらゆっくりしてしまいました。
庭園の池には鳥が一羽いて、初めは置物かと思っていたら、動いていたのでびっくりしました。

バスで市内に戻ります。北野天満宮前で下車。
疲れてしまって地図が読めません。
お腹もすいてきたし、雨も降ってきました。
少しくらくらするのでおそば屋さんで昼食。
普段あまり出歩かない私がこれだけ行動すると、しんどいです。

昼食を食べて店の外に出ると、雨がやんでいました。
店の横が天満宮。
食事の前は本当に疲れ切っていたみたいです。

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参道の途中にある牛の置物。
「これに触ると願いが叶うんだって」と母に言ったら、うれしそうになで回していました。
何を願っていたのでしょう。

清明神社
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境内の壁に安倍晴明の不思議な行動が書かれていました。
それをじっと読んでいる母に、高田崇史「QED 式の密室」で得た知識を話したくなりましたが、がまんがまん。
だってたくさんの人がいらしていたのですから。

私はこの京都のために「式の密室」と「龍馬暗殺」「六歌仙の暗号」を再読しました(笑)。

疲れ切って、楽しみにしていた床の京懐石をキャンセル。
この時点では雨は降っていませんでした。
部屋で少し休んでから、ホテル内のレストランで食事。

高台寺
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夕食後、小雨の中高台寺の夜の一般公開に出かけました。
タクシーに待っていてもらって、さっと一駆け。
兄の形見のデジカメでは、夜の庭園やライトアップされた建物がうまく写りません(私の腕が悪いんですけれど)。
フルートの演奏会が開かれていて、とてもいいムードでした。

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第百段 京都旅行 第1日目

帰ってきました。昨日ですが。
とてもアップする元気がありませんでした。

全体的にいい旅だったと思います。
基本的に気ままな旅が好きなので、同行者がいると気を遣ってしまって疲れると言うことは大いにありますが。

台風が近づいてきましたが、傘を差したのはほんの数分間だけ。
お昼ごはんを食べている間にやんでしまいました。
私が親孝行するときは、絶対に何かあると思ったんですけれど(笑)。

第1日目
二条城
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うれしいことに普段公開していない本丸御殿の特別公開中でした。
時間がなかったのですが、滅多にあることではありませんので当然見学です。

そうしたら、もっと驚いたことに館内の方が同郷の人でした。
質問をしていて「どちらから?」という話になり、隣の市だとわかったのです。こんな偶然ってあるものなんでしょうか。

京都御所
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私は京都御所の見学は二度目です。
参観コースに申し込んでありました。
以前行ったときは車寄せの方からぐるっと回っていったのですが、工事中とのことで紫宸殿まで直接行って、同じコースを帰ってきました。

ガイドさんのそばにくっついていったので写真を撮るタイミングは外しましたが、いろいろなことが聞けて面白かったです。

蛤御門
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小さな門なのに、大きく歴史に残っている不思議な門です。
銃弾のあとを探して写真を撮っていたら、同好の士の方が。
「あれ、銃弾のあとですよね」
「下の方のは観光客のいたずらだそうですよ」
などと話しながら、写真を撮りました。
銃弾のあとのアップをとったのですが、間違えて消してしまいました(泣)。最終日にメモリーが足りなくなったんです(泣)。

萩祭りが開かれていた梨木神社は赤の萩がきれいでした。
鴨川の三条大橋から四条の方まで幕末の遺跡を巡って歩きました。
池田屋がパチンコ屋になっていたのは知っていましたが、近江屋は交通社になっていました。

最後に西本願寺の予定でしたが、残念、間に合いませんでした。

夜の食事は京都大学のそば「かふう」さんで。
美味しい食事と楽しい会話を堪能させて頂きました。

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第九十九段 就活

私のではありません。
ラボにきている修士の学生さんのことです。

修士という言葉は聞き慣れないですね。
私も去年初めて知りました。
普通の4年生大学を卒業すると、
「学士」になります。
そのあと大学院修士課程に入学することができます。
大学院は一般的に4年ですが、この修士過程は2年です。
「学士」より少しステップアップしたのが
「修士」です。
きちんと博士課程に通うと
「博士」になります。

だいぶ前から「大学院卒の博士」は卒業時あるいは入社時の年齢が上がってしまうので、どうしても初任給の設定が高くなり、あまり企業がとりたがらないという問題がありました(医師の話ではありません)。
そこで大学院まで行かなくても、もう少し専門的な勉強をしたい人が「修士入学」をするようになり、それを受け入れる大学も増えてきました。

4年間勉強したあとにさらに勉強しようとするのですから、なかなか見上げた心意気です。しかも卒業時の年齢が早くて24才。2浪したのと変わりません。
私のラボには薬学や生物学などを大学で学んだ修士の学生さんが何人かいます。ラボで研究して、大学に修士論文を提出して「修士」の肩書きをもらいます。

さらに今日は新しい知識を得ました。
これは製薬会社を狙って就活している人の話です。

「学士」ではMR(病院担当)の職種しか受け付けてくれません。
でも「修士」だとMRと研究開発の職種を選ぶことができるんです。

なんだか中途半端な「修士過程」と思っていましたが、たった2年の違いで、自分の将来を選択する道が増えることを知って驚きました。
でももっと驚いたのは、普段のほほんとしている学生さんが、そのようなことを考えて「修士課程」に入学してきたと言うこと。

今は大学に進学する率がどんどん高くなって、大学を出たと言うだけでは付加価値はつかないんですね。
なんかすごいなあと思って、見直してしまいました。

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